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公開講座


令和7年度 第1回公開講座のお知らせ

令和7年度第1回公開講座の報告です。

公開講座には『100名の市民の方のご参加』をいただきました。お暑い中、ご参加いただきありがとうございました。テーマごとに今回、ご参加いただけなかった方にも公演の内容を簡単にお伝えしていきます。
“健康的に食べる”ことをお手伝いするのが私たちの仕事 山口竜三院長
冒頭の山口院長の講義は、健康寿命の定義に関連して運動、禁煙、口腔機能の維持、社会参加の重要性、中でも“食べること” で筋肉量を維持することが、サルコペニア、フレイル予防やがんの治療の予後も左右されると述べていました。食べることは生きることに直結するので参加される方の関心度は高かったのではないでしょうか。今回、「胆石症」が主な講話内容となりました。胆石のできる部位から、症状、治療に関して、肝胆膵疾患は一つの疾患が複数の臓器に影響を及ぼすことがあり、病態が重篤になるケースもあります。異常の早期発見のために定期的な健康診断が大切であり、症状がある場合、専門医の在籍している病院への受診が望ましいと述べ、最後に「稲沢市民病院は、肝担相照らす関係づくりを目指します。」と締め括った。

“超音波内視鏡検査(EUS)”は早期膵がんを見つける上で不可欠な検査 消化器内科部長 青木聡典医師

膵臓は食べ物の消化や血糖調節などの働きをしています。膵臓がんは、なぜ症状が出現したら進行していることが多いのか?それは、膵臓外にがん細胞が広がったときに神経症状が出て腹部や腰背部痛、黄疸などの症状が出現するからだそうです。つまり、膵臓内にがん細胞がとどまっているときは症状が出現しにくいという盲点があります。原因は様々で膵臓がんの家系、生活習慣病などもありますが、慢性膵炎や膵嚢胞などの膵臓の疾患のある方はよりリスクが高くなるそうです。ここで早期膵臓がんを見つける上で不可欠な検査の一つに超音波内視鏡(EUS)が挙げられます。CTで描出困難な小さながんの検出が可能です。他には、最近の化学療法や膵臓癌の早期発見のために健診や人間ドックなど定期的な受診が大切であると述べた。

“高齢者の熱中症は水分と共に塩分補給+エアコン活用”  総合内科 山田陽平医師
高齢者の熱中症に焦点を当て、そもそも高齢者は体温中枢の鈍化、発汗機能低下により上記以外にも内服薬(アレルギー薬や下剤など)をいつもの薬が本当にいつもいるのか?かかりつけ医と相談し、バランスの良い食事、適度な運動を心がけましょうと述べた。

“超音波の大敵はガス”  放射線技術室 伊藤あゆみ放射線技師
食べ物から発生するガスが臓器の鮮明度を下げてしまい、検査の妨げとなることも?欠食をしなかった場合と欠食をしっかり守って撮影した場合を実際の画像で比較しながら欠食の必要性や検査中のコツについて述べました。

アンケート結果 61名/100名中 アンケート有効回収率61%
・参加者の住まい|稲沢市100% ・当院の受診歴|受診歴あり82% 受診歴なし18%
93.4%の参加者が公開講座の参加に満足したと回答されました。
・講義の中で、興味深かったもの(複数選択可)
1)肝臓・胆のう・すい臓の疾患について47  2)知っていますか?早期発見が難しいすい臓がん32  
3)そうだったのか!熱中症予防の意外な盲点29   4)上手に受けよう!超音波検査25   
【感想】
定期的な開催や参加を希望する声、健康を意識するきっかけとなったなど好意的が多かったです。事前イベントに関して全て測定したかった方、次回は改善できるように対策していきます。
【参加者インタビュー】
70代男性「今回、参加して総合内科があることを知りました。私自身、何科にかかっていいか分からないことがあるので山田先生に診て欲しいと思いました。膵臓がんは、超音波内視鏡や最新の最新の治療について生存期間が伸びていることが知れた。」と感想を述べられました。
アンケート・インタビューへのご協力ありがとうございました。
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